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アロマを焚く時間を、一日の終わりにつくった。
一日の終わりが、
いつも慌ただしかった。
やることを片づけて、
スマホを見て、
気づけば眠る時間。
心が、休まる間もなかった。
何か、区切りが欲しかった。
「今日はもう終わり」と、
自分に伝えられるような、
小さな儀式のようなもの。
そう思って、
アロマを焚いてみることにした。
夜、明かりを少し落とす。
お気に入りの香りを、
そっと部屋に広げる。
それだけで、
空気が変わった。
香りが立ちのぼると、
体の力が、ふっと抜ける。
昼間の緊張が、
少しずつほどけていく。
香りは、
目にも見えないのに、
確かに心に触れてくる。
不思議なもので、
香りと一緒に、
一日の出来事も整理されていく。
よかったこと。
もやもやしたこと。
それらを、
香りに包まれながら、
静かに手放していく。
たった数分の時間。
でも、この区切りがあるだけで、
眠りにつくときの気持ちが違う。
一日を、
ちゃんと終わらせてあげられる。
香りを焚く時間は、
自分をねぎらう時間になった。
今日も一日、
おつかれさま、と。
そっと、自分に言えるように。
―The Inner Luxe―
一日の終わりに寄り添う香り
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