Lifestyle
「自分にはまだ早い」を、やめることにした。
ずっと、上質なものは
「自分には早い」と思っていた。
高いものを買う自分が、
なんとなく恥ずかしかった。
似合わない気がしていた。
もったいない気がしていた。
でも、あるとき思い切った。
ずっと気になっていた、
少し値の張るハンドクリームを買った。
たったそれだけのことだったけど、
使うたびに気分が違った。
香りを確かめながら、
丁寧に手に馴染ませる。
その30秒が、
なんだかとても豊かに感じた。
気づいたことがある。
上質なものは、使うたびに
「自分を大切にしている」という感覚をくれる。
安いものを何個も買うより、
本当に好きな一つを大切に使う方が、
心が満たされる気がした。
もう一つ気づいたことがある。
上質なものを持つと、
自分がそれに見合う人間になろうとする。
姿勢が変わる。
言葉が変わる。
選択が変わる。
外側が内側を引っ張っていく感覚があった。
「自分にはまだ早い」は、
いつまで経っても「早い」のままだ。
小さくてもいい。
まず一つ、本当に好きなものに
投資してみる。
その一歩が、
自分への見方を変えてくれるかもしれない。
―The Inner Luxe―