The Inner Luxe
Lifestyle

服はたくさんあるのに、着る服がないのはなぜ。

服はたくさんあるのに、着る服がないのはなぜ。

朝、クローゼットの前で固まる。

服はたくさんある。
ハンガーは、ぎっしり埋まっている。

なのに、
「着る服がない」。

何を着ようか迷っているうちに、
どんどん時間だけが過ぎていく。

——この感覚、
あなたにもありませんか?


本当に、不思議です。

こんなにたくさんあるのに、
なぜ「着たい服」がないんだろう。

気になって、
少し考えてみました。


組み合わせが悪いのかもしれない。
TPOに合わないのかもしれない。

いろいろ理由を挙げてみて、
ひとつ、共通点に気づきました。

「着る服がない」の正体は、
“服の数”の問題じゃなかったのです。


たくさんある服の多くは、
「なんとなく」買ったものでした。

セールで安かったから。
まあまあ良さそうだったから。

でも、手に取ったときに
「これだ」という感覚は、なかった。


つまり、クローゼットを埋めていたのは、
“ときめかない服”だったのです。

だから、どれだけ数があっても、
「着たい」と思えるものが見つからない。

数の問題じゃなくて、
“感覚”の問題だった。

そう考えると、
腑に落ちませんか。


そこで、私は買い方を変えました。

中途半端な気持ちでは、買わない。

基準は、たったふたつ。
「着やすいか」と「ときめくか」。

この2つが揃わないものは、
どんなに安くても、手に取らない。


正直に言うと、
今もまだ、朝は少し迷います。

完璧な正解には、たどり着いていない。

でも、ひとつ分かったのは、
クローゼットを”数”で満たしても、
心は満たされない、ということ。


大切なのは、たくさん持つことじゃない。

「これを着ると心地いい」
「これを着るとときめく」

そう思える服だけを、
少しずつ選んでいくこと。


着る服がない朝は、
実は、教えてくれているのかもしれません。

そろそろ、“数”じゃなくて
”感覚”で選んでいい頃だよ、と。

―The Inner Luxe―